次世代ブラウザ「Brave」②報酬編
詳細及びダウンロードは日本版公式サイト参照:https://brave.com/ja/
最新情報は公式ブログで(英語):https://brave.com/blog/
結論
- 報酬(法定通貨や暗号通貨)は今は得られない
- 広告なしでみられるという目的のみでOK
詳しく知りたい人は以下参照
報酬の仕組み
まず従来ブラウザとBraveの仕組みの違いを理解する必要がある。
従来のブラウザでは...
- 間接的にコンテンツに対価を支払っている
- 不要な広告やスクリプトを読み込むために時間が使われている
- 個人情報が広告主に送信されている
Braveでは...
- 広告があなたの情報を収集しない
- 広告が閲覧の邪魔をしない
- 広告をコントロールすることができる⇒自分にとって有意義な広告を表示するようにできる
- 閲覧履歴がデバイスの外に出ない
- 広告による収益の70%がユーザーに還元される
この「収益の70%がユーザーに還元される」というところについて解説する。Brave Rewardsというプログラムに参加することで得られる。
報酬はBATまたはBAPである
報酬はBasic Attention Token(BAT)というもので与えられる。ただし、日本では法律*1の関係で、BATポイント(BAP)というもので与えられる*2。日本ではBAP、世界ではBATであるが、本ページでは以後BAPに統一する。ポイントという表現がある場合はBAPの意味である。
また、本ページは要約であるため詳細については公式ページを確認すること。
報酬の受け取り方法
あなたが広告を閲覧すると広告主が支払う費用の70%がブラウザ内のあなたのウォレットに入る。
報酬の使い方
1. 自分のために使う
世界版ではBasic Attention Token(BAT)と呼ばれるイーサリアムベースのユーティリティトークンが得られ、暗号通貨として扱われる。しかし日本では先述の通りBATポイント(BAP)として得られる。将来このBAPは特典と交換できたり提携企業のサービスで使用できたりなどが考えられているが現在のところは実装していない。
2. 広告主(クリエイター)のために使う
月に一度、あなたのブラウザ内のウォレットから閲覧したサイトに対してBAPが送られる。
- 閲覧履歴はサーバーには送られずあなたのデバイス上だけに保存される
- 特定のサイトにBAPを送りたくない場合はリストから削除可能
- 直接クリエイターにチップ(BAP)を送ることも可能
- この流れはすべて匿名で行われ、「誰が、どのサイトにBAPを送ったか」という情報はBraveメンバー(会社)も第三者も誰もわかりません。
- TwitterやYouTubeの投稿した人にBAPを送ることも可能。その他全てのWebページでチップ(BAP)を送ることもできる。
- 送った相手がBrave Rewardsの認証クリエイターではない場合は認証後に受け取ることができる。90日間受け取らない場合はBAPはあなたに返却される。
その他詳細はこちら
*1:資金決済に関する法律(平成二十一年法律第五十九号)
*2:BATは暗号通貨であるが、BAPとBATは現在のところは交換ができない。つまりBrave Rewardsでのみ使用できるポイントである。