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次世代ブラウザ「Brave」①概要編

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Braveはブラウザの名前

詳細及びダウンロードは日本版公式ホームページ参照:https://brave.com/ja/

最新情報は公式ブログで:https://brave.com/blog/

Braveのミッション

壊れてしまったWebを再構築することです。そのためにユーザの皆様に安全で高速なブラウザ・ブラウジング体験を提供します。

Braveの特徴

  • Google Chromeとほぼ同じインターフェース
  • 広告を非表示にできる
  • 高速ブラウジング、強力なプライバシーの保護、理想的な広告のあり方を実現
  • 報酬を得ることも可能

動作環境

Windows 64-bit, Windows 32-bit, macOS Intel, macOS ARM64 and Linux.

歴史

2015年にブレンダン・アイクらがBrave Softwareを設立し、2016年にBraveのβ版をリリースした。創業者のブレンダン・アイクはプログラミング言語 JavaScript の生みの親であり、ほかには NetscapeMozillaでの業績で知られている。

なぜBrave?(公式サイトより)

従来のウェブ広告には明らかに問題があります

個人情報を収集する広告やトラッカーがあなたのプライバシーを侵害し、ウェブの本来の価値を落としています。 巨大インターネット企業がますます強力になる一方で、パブリッシャーやクリエイターは撤退を余儀なくされています。

データを収集する広告やトラッカーをブロックします

大半のウェブサイトや広告には、個人を特定しようとするプログラムが埋め込まれています。インターネット上でのあなたの行動が全て捕捉されているのです。Braveはそのすべてをブロックした上で、安全にブラウジングできるようにします。

インターネットが高速に

広告やトラッカーがブロックされ読み込み速度が高速になります。Braveは主要なニュースサイトを、ChromeSafariと比べ最大6倍高速に読み込みます。角川アスキー総合研究所による主要コンテンツサイトの表示速度の調査において、Braveが最速となりました。

プライベートタブでブラウジングのプライバシーを強化

他のブラウザも「プライベートモード」を提供していますが、それらは単にあなたの閲覧履歴を隠しているにすぎません。BraveではTorの機能を利用することができます。Torは履歴を隠すだけでなく、目的のアドレスにたどり着くまでに複数のサーバーを経由して閲覧することで、アクセスしたサイトからあなたのアドレスを遮蔽します。また、それぞれの接続は暗号化されるため、匿名性が高まります。 

ブラウジングするだけでポイントを獲得

Brave Rewardsをオンにしてプライバシーを重視した広告を閲覧し、ポイントを貯めましょう。1時間ごとに見る広告数を設定できます。ポイントを使ってプレミアムコンテンツ、ギフトカードが得られるようになります。また、お気に入りのウェブサイトにポイントを寄付することで応援ができます。今後一部のクリエーターのサイトにBrave Ads機能が備わります。これによりクリエーターは現状の広告以上の収入を得ることが可能になります。

 

以下、ブログ筆者のまとめ。

結論、Braveを標準ブラウザとして使用することを強く推奨する。 

メリット

  • YouTubeが広告なしになる。⇒これだけでも利用価値大。
  • 通常のネット閲覧でバナー広告などが表示されなくなる。
  • 読み込み速度が早い。
  • 報酬(ポイント)が得られて使用できる。⇒こちらの記事で説明するが、現在のところ大きなメリットはない。

デメリット

  • AmazonプライムビデオやHuluなど動画サイトに対応していないため、それらは従来のブラウザを使用する必要がある。ただし設定次第では見られる可能性はある。

 補足説明

  • 知らない人から見れば「あやしくないか?」というのが一番気になるところである。解消する根拠としては①創業者の社会的地位や実績、②Braveのソースコードが公開されているため知識がある人がみれば何をしているかがわかる、③第三者機関が評価しており悪意があるという報告がない、などがあげられる*1
  • 使用感はGoogle Chromeとほぼ同じ。Chromeオープンソース*2であり、それをベースとしているためユーザーにとってはほぼ同じ。
  • ログインすることにより複数のデバイスで同じ設定のBraveを使用することができる。※BraveとChrome間の同期は「おそらく」できない。
  • Chrome拡張機能は同様に使用できる。※一部使用できないのもあるかもしれないがまだその確認はない。
  • お気に入りなどはインポートできるためそのまま使用できる。 ※どのブラウザ間でも可能
  • ①広告を完全に非表示にすることもできるし、②Brave Rewardsによる広告を閲覧することもできる。①の場合は報酬はなし、②の場合は報酬あり。

*1:意図しない問題というのはゼロではない。Googleマイクロソフトなどの有名ブラウザでも「脆弱性がみつかる」というニュースは絶えないことからそれがわかる。

*2:設計図を公開しているという意味。Chromeは公開している設計図をもとに設計されているという表現が妥当だが、ここではそこを焦点としないため詳細を割愛する。